1993年、当時、東南アジア研究の世界的な権威だった矢野暢教授が、複数の女子学生や女性秘書に長年にわたって繰り返していたセクハラを告発されました。
1994年~97年に闘われた裁判において、京都地裁は、矢野教授が被害を告発した甲野乙子さん(仮名)に対して継続的に加えていた性暴力をセクシュアルハラスメントだったと認定する画期的な判決を下しました。
この京大・矢野事件は、全国でキャンパス・セクシュアルハラスメントを告発するきっかけとなった大きな意味のあるものでした。
しかし、裁判で被害が認められたからと言って、被害の後遺症からすぐに回復できるわけではありません。甲野乙子さんの「回復」のための闘いは続いていたのです。
甲野乙子さんは、ある機関紙に定期的にエッセイを寄せているのですが、その中で、ここ数年、「回復」について語るようになってきました。私たちは25周年で「回復」について考えるシリーズを企画するにあたり、是非、甲野さんに「回復」について、語っていただきたいと思いました。
そして、今回の公開講座では、甲野乙子さんの参加が実現しました。
長期にわたるセクハラ被害の後遺症とはどのようなものか。「回復」はどのように進んできたのか。そして、性暴力被害のトラウマからの「回復」とはどういうことなのか。
是非、直接お話を聞けるこの貴重な機会に、一緒に「回復」について考えましょう!
甲野乙子さんの著書「恥じることも悔やむこともなく」はamazonから古本で購入できます。
http://www.amazon.co.jp/dp/4759260579
日時:2015年2月1日(日)18時半~21時
会場:ドーンセンター 大会議室
ゲスト:甲野乙子さん(京大矢野教授セクハラ事件被害者)
参加費:会費 1000 円
*維持会員の方は無料です。
*参加は女性のみ
◎事前申し込み不要。直接会場にお越しください。
● お問い合わせ先
性暴力を許さない女の会 大阪市東淀川郵便局私書箱15号
TEL 06-6322-2313(毎週火曜日 夜7~9時のみ)