2016年8月公開講座のお知らせ

『誰』に言うてんねん! 痴漢防止ポスター

『痴漢は犯罪~一瞬の過ちが一生を左右する~』。誰に対するメッセージなのでしょうか?これは駅や電車で見かける痴漢防止を呼びかけるポスターのコピーです。「痴漢はあかん」「痴漢は犯罪」と言いながら、痴漢行為者に「痴漢をしたら、あんたが損をするからやめろ」と。そこには 痴漢被害を受けた女性への思いは感じられません。

 

 当会は約2 0年前、「STOP・ザ・痴漢キャンペーン」として、痴漢被害に関する女性へのアンケートを実施し、その集計をもとに電鉄各社に痴漢対策を打診して回りました。その後、「痴漢は犯罪です」というコピーと「手錠」の写真を配したポスターが、駅や電車内に初めて貼り出された時は、やっと社会的に痴漢は犯罪だと認識されたと感じました。

 

 しかし、あれから20年以上経った今、痴漢防止ポスターは、女性に対して自衛や防犯を呼びかけるもの、加害者に対しては冒頭にあげたような注意ポスターばかり。痴漢防止は女性の責任なのか。痴漢と言えば、すぐ「冤罪ガー」と世間(の男性たち)は騒ぐ…。

 

 今回講師としてお招きする牧野雅子さんは、そんな違和感を感じたメンバーと「『痴漢撲滅系ポスター』調査プロジェクト」をたちあげ、痴漢防止ポスターや掲示物を調査し始めました。鋭い分析力で、巷の痴漢防止ポスターへの鋭い分析や、取り組みの経緯、感じたことを牧野さんにお話ししていただきます。たくさんのご参加をお待ちしています。

 

● 日時  2016 年8 月27日 ( 土 ) 18 時 30 分 ~21 時

 

● 場所  ドーンセンター 4F 中会議室1
    (大阪府立男女共同参画・青少年センター)   

  *いつもと日時が違います。ご注意ください。

 

● 講師  牧野雅子 さん    

    (京都大学 アジア親密圏/公共圏教育研究センター)

 

● 参加費 1000 円  

*維持会員の方は無料です。*参加は女性のみ 

ASAチラシ1608.pdf
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